心箋【アドラー心理学】課題の分離
こんにちは!心食セラピストのhifumiです。
栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、
食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】
心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】
生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】
をご提供します。
今日はアドラー心理学の「課題の分離」についてです。
例えば自分の子どもが全く宿題をしなかった時、親としては「怒る」という選択肢をとるでしょう。
しかしこのように他人の課題に対して踏み込み、色々と介入すると衝突が生まれます。
そして子どもの反抗心を芽生えさせ、勉強が嫌いになってしまう場合があります。
だからこそアドラーは『他者の課題には介入するべきではない』と言います。
もちろん、それをしてしまったらどうなるのかと伝えることは親として大切かもしれません。
宿題をしなかったらこんな事がある、と言うことを伝えた上で子どもに自分で判断させるのです。
その結果、
宿題をきちんとやった場合、先生や親に評価をもらえるかもしれません。
逆に宿題をしなかった場合は、先生に怒られたり、友達に笑われたりするかもしれません。
その『行動によって得られた結果』は良くも悪くも全て子どものものなのです。
親によっては世間体や支配欲で子どもの課題に介入し、得られた成果を自分のもののように捉える人もいます。
しかしその課題はあくまでも子どものもの。
そしてその成果も子どものものなのです。
だからといって子どもを放任するわけではなく、一番近くで見守った上で、その子どもの意思に沿って最低限のサポートをするのが「課題の分離」です。
課題の分離は、その人を尊重する態度でもあると思います。
これは職場や友人関係でも当てはめられるのではないでしょうか。
仕事をしない、大学の授業に出ないような友人に、良かれと思って世話を焼く。
すると自分自身にもストレスがすごくかかります。
しかもその割に、相手がそのサポートを求めていないからこそ反発を呼び、サポートする側はその人の事や周りの事を考えて労力を使ったにも関わらず、相手とぶつかってしまうというリスクを負ってしまいます。
自分にストレスをかけないためにも「課題の分離」は必要なのですね。
もしあまりにも相手の行動が自分や会社に不利益をもたらすようであれば、そこからはその人の問題ではなく、その人の行動を踏まえた自分の判断になります。
経営者だったらクビにしなきゃいけないこともあるかもしれません。先生だったら成績を下げなくてはいけないかもしれません。
でもそれも本人が行動によって招いた「結果」なのです。
もしかしたらその待遇によって行動を改める人がいるかもしれません。そしたらクビは免れるかもしれませんね。
しかし中には行動を改めない人もいると思います。そういう人はその待遇を受け入れるしかなくなります。
それも一つの「結果」なのです。
その結果が嫌ならば行動を変えれば良い。
それだけの事なのです。
私自身もこの「課題の分離」ができず、心労を貯めてしまった事が何度もあります…。
人の事よりまず自分のことに集中する、それが大切なのかなと思いますね。
…と、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました!
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