心箋【アドラー心理学】原因論の否定
こんにちは!心食セラピストのhifumiです。
栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、
食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】
心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】
生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】
をご提供します。
さて、今日はアドラー心理学について少しお話しします。
「私達は何かしらの“原因”があって現在の結果がある。」
という原因論を否定し、
『私達は何かしらの“目的”があって現在の結果がある。』
と主張しています。
私達の多くは、フロイトの原因論をベースに考えている事が多いと思います。
だからこそ、
「あの時こうすればよかった。」
「こうしたからこうなったんだ!」
と過去の自分を責めたり、褒めたりします。
しかしアドラーは、過去の出来事と現在の状況の間に関連性があるように考える事を『見かけの因果律』とよび、そこに関連性はないと主張しました。
人は『見かけの因果律』を持ち出して、現在の自分の状況に言い訳するという目標のために、原因論を使っているのだと主張したのです。
例えば、
「私が美人だったらあの人と付き合えたのに。」
というような考えは、アドラーから言わせればただの言い訳です。
美人であってもその人と付き合えるとは限らないし、逆に美人でなくてもその人と付き合える可能性だってあるのです。
この主張は同時に、人間は今どんな状況の中にいても、過去に何があったとしても、
『今、この瞬間から変化することが出来るのだ』
という事を表しています。
つまり、アドラーは人間の可能性を信じていたのですね。
変えられない過去でこれからの全て決まると考える「原因論」に縛られていては、変化すること自体が難しくなります。
あなたは自分の過去に、経験に、どんな意味づけをしますか?
ポジティブな意味づけをして力にしますか?
それともネガティブな意味づけをして言い訳にしますか?
自分が望む姿に変化する未来を願うなら、過去に縛られることなく自分の可能性を信じ、自分に与えられているものをどう活用するかを考え、人生を楽しんでいきたいですね!
選択するのはいつだって自分自身です。
みなさんはどんな人生を歩みたいですか?
…と、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました!
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