身箋【腸のチカラ】腸造血説
こんにちは!心食セラピストのhifumiです。
栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、
食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】
心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】
生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】
をご提供します。
今日は「腸造血説」についてです。
私は血液が「骨髄」から造られると習ってきました。そして多くの方がそう思われていると思います。
しかし、国際自然医学会の森下敬一博士や、元岐阜大学教授の故・千島喜久男博士は、「骨髄造血説」に反対し、「血液は腸で造られる」と主張しました。
胃で消化された食べ物は、消化液が栄養分を抱え込み、ドロドロの状態で腸の粘膜をおおいつくします。
そしてその後、絨毛上皮細胞から赤血球母細胞を経て赤血球に変化する、と博士は説明しているのです。
「消化とは、"食物という物質が赤血球という生命体に転換する働きである"」
と森下博士は言っています。
そして、その赤血球は、分化することによって体細胞になるのだと。
そして、この赤血球が白血球、脂肪、筋肉など順次固い組織に移り変わっていくことも千島博士が指摘しました。
食べたものが腸で血液になり、体中をまわって体細胞になる。だから食べる物の質が悪いと血液の質が悪くなり、血液の質が悪くなると体細胞の質(体質)が悪くなるのです。
食養医学はこの腸造血説と立場を同じにしていて、腸から吸収された栄養素がそのまま血液になり、細胞の材料となっていくと考えます。
だからこそ身体に必要なビタミン類やミネラル・補酵素がバランスよく網羅して入っている未精白の穀物を主体に食べ、玄米で補いにくいビタミンや塩分は造血作用のある味噌汁で補うのが良いと考えられています。
(しかし玄米は白米に比べて残留農薬の心配があると知り合いの農家さんは仰っていました。玄米を購入する場合はそこを考慮されたものを選ぶと良いかもしれません。)
米コロンビア大学の研究チームは、腸移植を受けた患者の血液にドナーの血球が含まれていることに気づき、移植された腸にドナーの造血幹細胞が存在することを突き止めた事があります。
身体の中で起きている反応を、私達が気軽に自分の目で見るのは難しいかもしれませんが、身体や心は常に吸収したものによって影響を受けているというのは間違いなさそうです。
身体の声を聞きながら心地よい毎日を過ごせると良いですね。
…と、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました!
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