心箋【心理学】エディプスコンプレックス
こんにちは!心食セラピストのhifumiです。
栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、
食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】
心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】
生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】
をご提供します。
エディプスコンプレックスはフロイトの用語で、
「男の幼児が無意識のうちに母親に愛着を持ち、自分と同性である父に敵意を抱くことで発生する複雑な感情。」
の事を指します。男根期と呼ばれる3歳~6歳の男児に表れると言います。
しかしこれは社会的に容認されないため、意識にとどめることができずに無意識内に抑圧されます。
ちなみに女児の場合はユングによって『エレクトラコンプレックス』と呼ばれていますが、女児の場合はマザーコンプレックスが強いためエクストラコンプレックスは生じないと言っている人もいます。
エディプスコンプレックスの発達的な意味は大きく2つあります。
一つは、異性の親への性愛を抑圧することが世界の道徳や規律を知ることにつながり、道徳原則が形成されることです。
もう一つは性役割の獲得です。
同性の親への同一視を通じて、男性らしさ、女性らしさ、価値観、態度を獲得します。
つまり、
「お母さんを自分のものにするためにお父さんのようになりたい、お父さんの言う事を聞こう(同一化)」
「強いお父さんには勝てない、けれどお母さんを自分のものにしたい(葛藤)」
「倒されたくないからお母さんは諦めよう(抑圧)」
という過程を踏み、自己の位置づけや性別を確立していくのです。
そして同一化をしていくことでこのコンプレックスを克服していきます。
また、この過程がうまくいかないと、神経症の原因になったり、社会に適応しにくいパーソナリティが形成されてしまうとも言われています。
人間は子どもの時から様々な葛藤を抱えて生きています。
しかしそれこそが、「自立」へのプロセスなのですね。
子どもの心の健やかな成長は「安心できる居場所」によって育まれます。
多くの子どもが、安心して自己の確立をしていけるようなサポートを大人ができると良いですね✳︎
…と、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました!
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