ココロとカラダの処方箋

栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】、心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】、生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】をご提供します。 様々な情報をみなさまにご提供することで、辛い、苦しいと感じている人を少しでも減らし、未来に希望を持てる人が増えるよう、記事を更新していきます。

食箋【無農薬】表示のあれこれ

こんにちは!心食セラピストのhifumiです。

 

栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、

食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】

心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】

生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】

をご提供します。

 

f:id:hifumi1020:20200817194911j:image

 

 

このブログでは無農薬野菜が売っているお店などをご紹介してきましたが、無農薬の表示の多くは、『農薬:栽培期間中不使用』などという表示でされています。

 

または、その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物をさす、「特別栽培農産物」という言葉で表現されている場合もあるかもしれません。

 

 

では、なぜ単純に「無農薬」という表示ができないのでしょうか。

 

実は農林水産省の特別栽培農作物に係る表示ガイドラインでルール違反となっているからなのです。

 

 

『無農薬』や『減農薬』、『無化学肥料』、『減化学肥料』などを表示してはいけない理由としてこのガイドラインにはこう書かれています。

 

・生産者にとっては、「当該農産物の生産過程等において農薬を使用しない栽培方法により生産された農産物」を指す表示だったが、この表示から消費者が受け取る イメージは「土壌に残留した農薬や周辺ほ場から飛散した農薬を含め、一切の残留農薬 を含まない農産物」と受け取られており、優良誤認を招いていたため。

・厳しい基準をクリアした「有機」の表示よりも優良だと感じる消費者が多く、正しい理解が得られにくいため。

 

 

以前には無農薬、無化学肥料栽培という表現がありました。

そのことからも肥料については、『化学肥料やその他肥料は使っていても農薬は使用しなかった場合についても“無農薬”と表現していた』ケースがある事が分かります。

 

そこで表示については、消費者が正しく認識できるようにと以下のように定められています。


農薬・化学肥料を使用していない場合:

「農薬:栽培期間中不使用」または「節減対象農薬:栽培期間中不使用」、「化学肥料(窒素成分):栽培期間中不使用」

 

農薬・化学肥料を減らして栽培した場合:

「節減対象農薬:当地比 ○割減」または「節減対象農薬:○○地域比 ○割減」、「化学肥料(窒素成分):当地比 〇割減」または「化学肥料(窒素成分):〇〇地域比 〇割減」

 

 

表示は消費者にとって影響力が大きいだけに、難しい問題です。

特別栽培農作物に限らず、表示や表現の難しさ、複雑さには私も戸惑いを隠せません。

 

 

 

生産者さん達は毎日休みなく作物と向き合い、立派に育て、作物を私達に販売してくれています。

その努力や成果、作物の歴史を正しく理解した上で「買い物」という毎日の選択を積み重ねていきたいですね。

 

 

 

…と、今日はここまで。

 

読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

#食箋 #無農薬 #減農薬 #特別栽培農作物 #表示