心箋【カント哲学】コペルニクス的転回
こんにちは!心食セラピストのhifumiです。
栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、
食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】
心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】
生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】
をご提供します。
さて、今日はドイツ生まれのカントという哲学者が作り出した「コペルニクス的転回」について少しお話しします。
コペルニクスは15世紀に活躍した天文学者の名前で、彼は15世紀まで信じられていた
「地球を中心にして太陽や惑星が回っている」
という「天動説」に対して
「太陽を中心にして地球や惑星が回っている」
という「地動説」を主張しました。
そんな風に「見方や考え方などが180度変わること」をカントは“コペルニクス的転回”と呼びました。
そして、カントは
「認識が対象に依存するのではなく、対象が認識に依存する」
という全く新しい発想を生み出しました。
私達は一見、「そこに物があるから物を認識している」ように見えて「私達が認識している物だからこそ、その物を認識できている」のです。
だからこそ、認識していない物、認識の範囲外の物は認識ができません。
この考え方は、『自分が「在る」と受け入れているものしか見えてこない』という考え方とほぼ同じです。
以前、このブログで「ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目に留まりやすくなる心理効果=カラーパス効果」のお話をしました。
私達の目の前には本当にたくさんの物があり、たくさんの事が起きていますが、私達はその全てを意識しながら生活しているわけではありません。
私達が「在る」と思っているもの、意識を向けているものが目に飛び込んでくるのです。
だとしたら、
みなさんはどんなものに意識を向けて生きていきたいですか?
どんなものを「在る」として受け止めたいですか?
これもあなた個人の選択です。
意識を向けたい事に意識を向け、「在る」として受け止めたいものを受け止めていきましょう。
…と、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました!
#心箋 #カント #哲学 #コペルニクス的転回