心箋【ソクラテス哲学】無知の知
こんにちは!心食セラピストのhifumiです。
栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、
食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】
心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】
生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】
をご提供します。
さて今日は、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが示した考え方の表現「無知の知」についてです。
この「無知の知」という表現は、「不知の知」という表現が正しいとする論もあります。
つまり、知識が欠けていることを示す「無知」ではなく、知らないことを示す「不知」がふさわしいと考える人がいるということですね。
その理由にもつながりますが、ソクラテスは自分よりも賢い者を見つけ出そうと様々な人と話し、検証しました。結果、
「知識を有しているとされる彼らは、自分自身に知恵があると思っていても、実際には知恵があるわけではない。実際は自分が知識があると思い込んでいるに過ぎない。」
ことを発見しました。
賢いと言われる人達は皆、自分が何でも知っていると思い込んでいたのです。
そして、自分が知らないことについて「それを知っている」とは思っていないという点では、自分(ソクラテス)は彼らより知恵があることに気づいたのです。
心理学でダニング・クルーガー効果というものがありますが、これは「能力が低い者ほど自分の能力を過信してしまう」という意味です。
ここにもリンクしてくる考え方なのかもしれませんね。
全てを知っている人間などいません。
だからこそ私たちは会話をし、情報を交換し、本や講義から学びます。
そうする事で私達は様々な「事」を知り、様々な「人」を知り、様々な「考え方」を知ります。
そしてお互いを尊敬し合い、協力するのです。
そしてそのプロセス自体に学びや喜びを感じるのです。
不知だからこそ知る喜びがある。私はそう思います。
私はこれからも様々なことを学び、喜びを感じていきたいと思います。
…と、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました!