心箋【ロック哲学】経験論
こんにちは!心食セラピストのhifumiです。
栄養学、心理学、量子力学、哲学、生理学をベースに、
食べ物、飲み物等から主に心や身体の不調改善を提案する【食箋】
心理学、哲学等から主に心の不調改善を提案する【心箋】
生理学、量子力学等から主に身体の不調改善を提案する【身箋】
をご提供します。
今日はジョン・ロックの「経験論」についてです。
みなさんは、
「人間が持っている知識はどこに由来しているのか」
という疑問を抱いた事はありますか?
これは『知識論』という哲学の中でも比較的大きい議論です。
そしてこの議論の中で『タブラ・ラサ』という言葉が生まれました。
タブラ・ラサはラテン語で「何も刻まれていない石版」という意味です。
イギリス経験論の父と言われたジョン・ロックは、
「人間の知識は知覚経験でから生まれており、知覚経験とは“検証の積み重ねによる客観的事実”の事を指す」
「人間の心は経験を重ねることによって形成されるものである」
と考える立場にありました。
そして、人間は生まれた時には知覚経験はないとし、このような状態を『タブラ・ラサ』と呼びました。
つまり生まれた時は皆『タブラ・ラサ』の状態であり、確かな差はないとしたのです。
どんなに優れているように見える人でも、敵わないと思うような相手であっても生まれた時は皆同じ『タブラ・ラサ』の状態。
どんな経験をしているかで、得意な物事が違ってくるだけなのです。
だからこそ、自分がしてきた経験に注目する事で『自分の強み』が見えてくるのです。
そしてそれは勉強でなくても、仕事でなくても良いのです。
好きなゲームに時間を費やした経験、大好きな友達と過ごした時間や経験も、生かし方によっては自分の仕事にさえもつながる『強み』になるのです。
生まれてから何十年も生きていると、全く同じ時間を過ごしている人はいなくなるでしょう。
家族であっても1日の過ごし方は異なってくるはずです。
だからこそ自分の経験やそこで得たものが、自分の強みになる可能性があるのです。
周りと自分を比較して落ち込んでいる人は、是非自分のしてきたことを思い出してください。
嫌な思い出も、もしかしたらあなたの強みになるかもしれませんよ。
是非自分らしさを探して、好きになってもらえたらと思います。
…と、今日はここまで。
読んでくださり、ありがとうございました!